【初心者おすすめ】人口海水の簡単な作り方!

アクアリウムテクニック

「海水魚を飼育したいけど、海水を作るの大変そうだな~」
と、思って飼育をあきらめてませんか?

僕も最初は手間がかかるイメージを持っていましたが、やってみると簡単でした!

今回は、初めて海水魚を飼育する方に向けて人口海水を作り方を解説します。

人工海水を作る手順

①バケツまたは水槽に水道水を用意する
②カルキ抜きを使用して水道水からカルキを抜く
③塩を入れて混ぜる
④比重計で比重を測る
⑤水槽に入れる

バケツまたは水槽に水道水を用意する

まず、バケツか水槽に水道水を入れましょう。

水槽を新しく立ち上げる場合は直接人口海水を作ってしまってもよいですが、
「水替えで水槽の3/1だけ人口海水を作りたい」ときはバケツが必要になります。

後述する人口海水作成手順はバケツでの手順となりますが、水槽も同じ手順です。

水道水は何リットル用意したかわかるようにしてください。

この後にカルキを抜いたり塩を入れる工程があるのですが、何リットルに対して何グラム入れると決まっています。

僕はメモリ付きバケツを用いていますが、
メモリ付きバケツがない場合は重さを測るようにしましょう。

注ぎ口があるとこぼれにくくて便利です。

また、バケツに水道水を用意する場合は限界まで水を入れず、
8割程度に抑えておくことをお勧めします。

例えば、僕は10リットル水が入るバケツを持っていますが、
10リットル入れると重くて持ち運びが大変です。
さらに、注ぎ口がついているのに水がこぼれてしまうことがほとんどです。

今回は8リットル分だけ作るようにしました。

わかりづらいですが、メモリが「8」のところまで水を入れました。

カルキ抜きを使用して水道水からカルキを抜く

カルキとは水道水に含まれる塩素です。

水道水にはいろんな雑菌が含まれます。なので、消毒・殺菌目的で塩素が投入されています。

この塩素によって生体が体調不良になってしまいます。

さらに、水槽にはバクテリアが必要不可欠なのですが、バクテリアが塩素の殺菌効果によりいなくなってしまうのです。

なので、必ずカルキ抜きを行ってください。

塩を入れて混ぜる

塩にはいろいろ種類があって迷ってしまいますよね。

成分や溶けやすさ、コスパの良さなど様々だと思います。

例えば、サンゴを飼育するのであれば品質の良い塩を選ばなければなりませんが、
飼育しないのであればどれも大差ないかと思います。

ちなみに僕はコスパ重視のインスタントオーシャンを使用しています。

が、初心者にオススメするのはカルキ抜きが不要な塩です。

カルキ抜きが不要な塩を使うことで手軽に人口海水が作れるのでとても便利ですよ。

塩は製品によって1リットルあたりに必要なグラム数が異なりますが、だいたい1リットルにつき33gです。

なるべく正確に測って入れるようにしましょう。

1リットルに対して33gなので8リットルの場合、8×33=264g入れます。

塩を入れたら混ぜます。
混ぜるとこんな風に白濁しますが・・・

しばらく待つと、透明になってきます。

透明になればOKです。

比重計で比重を測る

塩を混ぜて人口海水が透明になったら比重を測りましょう。

比重計はサンゴやイソギンチャクのようなデリケートな生体を飼育するのであれば精密な電子比重計があると便利かと思いますが、そうでなければ簡易比重計で十分です。

僕が使っている比重計はコスパがよく、メモリに色がついていて見やすいのでおすすめです。

比重を測る際の注意点ですが、気泡がつかないようにしましょう。

気泡が中央の針についていると気泡によって針が持ち上げられてしまい、
正確に測定できなくなってしまいます。

これは正確に測れていません。

比重計に水を入れるときはゆっくり入れて、気泡が入らないようにしましょう。

ばっちりです。

青いメモリの1.020~1.024内に収まっていれば問題ありません。

比重のメモリを確認するときは水平な場所で確認することで正確な値となります。
注意しましょう。

水槽に入れる

比重がばっちりならあとは水槽に入れるだけです。

勢いよく入れると水槽内のレイアウトが壊れてしまうので、ゆっくり入れましょう。

着水地点の水槽の底にコップを置いたり、着水地点にビニール袋を浮かべておくと
レイアウトが壊れにくくなります。

まとめ

・水道水を用意する
・カルキを抜く
・塩を混ぜる
・比重を測る
・水槽に入れる

始めは難しそう、めんどくさそうに思えますが、慣れてしまえば簡単です。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

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