カクレクマノミの飼い方について解説!

生体
この記事はこんな方によく読まれています。

・カクレクマノミを飼育したいけど、難しそう
・イソギンチャクと一緒に飼えるかな?
・必要なものはなんだろう?

カクレクマノミかわいいですよね。
きれいなサンゴ礁でイソギンチャクに隠れながら暮らしている姿をみて「飼ってみたい」と思った方も多いと思います。

でも、海水ってなんだか難しいイメージがあると思います。
塩分濃度の調整が難しそうとか、水質管理が難しそうとか・・・。
僕も始めはそうでした。

そこで、今回は実際に飼育してる僕がカクレクマノミの飼育方法について解説しようと思います。

カクレクマノミの飼育に必要なもの

カクレクマノミに限らず、海水魚の飼育には以下のものが必要となります。

★必須!
・水槽
・フィルター
・照明
・塩
・餌
・掃除道具

◆あってもなくてもいい
・底砂
・ライブロック

今回は、カクレクマノミに必要なものに解説を絞りますね。

水槽

ガラス、アクリル、フィルター一体型など色々ありますが、材質はお好みで構いません。
初心者の方は壊れにくく比較的軽いくて安価なアクリルがいいかと思います。

考慮すべきはサイズです。
30cm~60cmが標準的なサイズですが、僕は60cm水槽をお勧めします。

60cmより下のサイズだと水が入る量が少ないですよね。
そうすると、水が蒸発して減るスピードが速かったり水が汚れるのが速くなります。
その点、60cm水槽は容量が多いのでそこまで頻繁に水の入れ替え、掃除をしなくても綺麗に保てます。

とはいうものの、置き場がなかったり金銭的に60cm水槽に手が出せないという方もいると思います。
そんな場合でもこまめに水の入れ替え、掃除をすれば問題ないので小さめの水槽でも大丈夫ですよ。

フィルター

フィルターはこれじゃないとダメ!というものはありません。
後ほど説明しますが、セットで販売されてる水槽は上部フィルターか外部フィルターが多いです。
お好みでどうぞ。

ただ、イソギンチャクのような水質に敏感な生き物を一緒に飼う予定があるのであれば、
プロテインスキマーも一緒に購入することを検討したほうが良いと思います。

カクレクマノミだけ、またはコケ取り用にシッタカ貝やエビを一緒に入れる程度であればフィルターのみで問題ありません。

照明

カクレクマノミだけ飼育するのであればぶっちゃけいらないかなあ・・・って思ってます。
コケが成長しやすいですし。
ですが、照明があると見栄えがいいので僕は設置してます。

海藻やイソギンチャクを飼育するのであれば必須です。
光がないと光合成できないからです。
イソギンチャクも、体内にいる褐虫藻という藻が光合成で生成した養分を得ているので照明は必須です。

なので、基本的には照明はあったほうがいいかと思います。

人工海水用の塩

まず、食塩は使わないでください。
海の水は単純に塩だけではないですよね。
人工海水を作るための塩には塩以外にも様々な成分が含まれてます。
必ず、人口海水用の塩を購入しましょう。

人工海水を作るためには、下記2つも必要です。

カルキ抜き

水道水からカルキを抜くために必要です。
ただ、カルキ抜き入りの塩も販売されているのでその場合は不要です。

比重計

水と塩の比重を測るために比重計が必要です。
難しそうに感じますが、海水を容器に入れれば勝手に測ってくれるので簡単です。

餌は人口餌です。
冷凍の餌もあるみたいですが、今のところ必要なケースはありません。
病気になって免疫力が下がっているときは冷凍餌のほうがよいかもしれませんが、
日常生活を送るだけなら普通の人口餌で足ります。

オススメはメガバイトレッドです。
その名の通り食いつきがすごいです。
メガバイトレッドからテトラマリンのフレーク状の餌に変えたのですが、全然食べてくれなくて結局メガバイトレッド使ってます。
先にメガバイトレッドを与えたからかもしれませんが・・・

掃除道具

水槽には生き物が住んでるので時が経てば汚れます。
汚れると病気になるリスクが上がったり最悪死につながるので定期的に掃除が必要です。

そこで必要となる道具は以下の通りです。

・バケツ
・ポンプ
・スクレイパー

そのほかにささっと掃除する用の激落ちくん
水が垂れても大丈夫なようにタオルを用意しておくと掃除しやすいです。

バケツ

バケツは水槽から水を汲みだすとき、水槽に人工海水を入れるときに必要になります。
10ℓくらい入るバケツであれば十分です。
それ以上だと重くて持てなくなるし、それ以下だと水の入れ替え回数が増えて大変になります。

さらにメモリがついてるとすごく便利です。
人工海水用の塩は1ℓにつき33gと規定されていたり、カルキ抜きも12ℓにつき3mlと規定されてます。
なので少なくとも1ℓごとにメモリがついてると便利です。

あと注ぎ口がついてると水がこぼれにくくて便利ですよ。

ポンプ

ポンプは水槽から水を汲みだすときに必要です。

また、汚れも一緒に汲みだすので掃除しやすいポンプがオススメです。
僕が使用してるポンプはこちら↓です。

スクレイパー

スクレイパーはコケ取り用の掃除道具です。
茶ゴケは激落ちくんで簡単に取れるのですが、問題は緑ゴケです。

緑ゴケは激落ちくんでゴシゴシしてもとれません。
スクレイパーで削り取らなければならないのです。

詳細はこちら↓をご覧ください。

底砂・ライブロック

底砂・ライブロックは景観がよくなるだけなのであってもなくてもどちらでも問題ありません。

景観は本当によくなります。

ただ、汚れが溜まりやすくなるので病気のリスクが上がったり掃除が大変になったりします。
個人の判断でどうぞ。
僕は景観を重視したので購入しました。

イソギンチャクやチンアナゴなど底砂やライブロックが必要な生き物を飼うときに購入を検討してもいいかもしれません。

カクレクマノミは混泳できる?

混泳は可能です。
が、カクレクマノミのテリトリーに入ると攻撃的になります。

ただ、攻撃的になる魚の種類は決まっていて、カクレクマノミに近い種類のスズメダイ系のグループに属する魚を攻撃します。

また、同じカクレクマノミも攻撃対象になりますので、複数飼育する場合は注意してください。
カクレクマノミはペアが相性いいみたいです。
以前、3匹飼っていたのですが、1匹だけ追い回された挙句死んでしまったことがありました。
以降は2匹仲良く暮らしているので、多くても2匹飼育が良いと思います。

相性のいい魚の条件としては以下となります。

・スズメダイ系のグループに属していない
・カクレクマノミと食べるものが異なる魚
・カクレクマノミより大きくて温和な魚

カクレクマノミと言えばイソギンチャクだけど・・・

イソギンチャクは初心者の方はオススメできません。
初心者が手を出してもすぐに死なせてしまうリスクがあるためです。
僕もまだ飼育したことがないです。
飼育したいとは思ってますが、ズボラな性格なので及び腰になってます。

イソギンチャクは水質がすごく大切です。
水質を保つための機材も揃えないといけないし、まず適切な水質の水を用意するところから始めなければなりません。
ここがまずハードルが高いと思ってます。

また、イソギンチャクを死なせてしまうのはもちろん、イソギンチャクの死体で汚れた水により連鎖的にカクレクマノミを死なせてしまう恐れがあります。
なので、ある程度アクアリウムに慣れてから飼育を始めるのをオススメします。

最後に

カクレクマノミは初心者にとって飼いやすい魚となってます。
多少水質が悪くても大丈夫だし、特別な機材や環境がなくても生息できます。

カクレクマノミで海水魚の飼育に慣れて、混泳できる魚を増やしたりイソギンチャクのような難度の高い生体の飼育に挑戦していきましょう!

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