・白点病っぽい病気にかかってしまった!どうすればいい?
・白点病の原因は?
・白点病はどのように予防すればいい?
飼育している海水魚が白点病になってしまったらどう対処していいかご存じですか?
まずは、白点病になった魚を隔離して薬浴させましょう。
そのまま様子をみたり放置しておくとあっという間に死んでしまいます。
しかし、薬浴は応急処置でしかありません。
根本原因を解決しなければ再び白点病にかかってしまうので、
この記事で白点病の予防についてお伝えします。
白点病とは?
白点病は魚がかかる病気の一種です。
白点病になると魚の体表に白いぽつぽつができ、魚から養分を吸収します。
時間が経つと体表全体に広がり、エラに取りつくことで窒息してしましまったり、
体力を奪われて衰弱死してしまいます。
・原因
白点病は「白点虫」という寄生虫によって引き起こされる病気です。
白点虫にはライフサイクルがあります。
①子ども白点虫が水中を漂い、魚に寄生するチャンスを伺う
②魚に寄生して養分を吸収しながら成長
③成虫になったら魚の体表から離れる
④底砂に潜伏して卵となる
⑤卵から子ども白点虫が分裂して水中にばらまかれる
上記②の魚への寄生によってはじめて水槽内が白点虫に侵されていると気づく方が多いのではないでしょうか。
結局、魚を治療しても水槽内に白点虫が存在する限り白点病にかかり続けます。
なので、水槽そのものが白点病の原因と言えます。
・治療方法
「グリーンFゴールド顆粒」を使用した薬浴がおすすめです。

「グリーンFゴールド顆粒」を使用した薬浴は簡単で初心者にもおすすめですが、
サンゴ水槽では使用できません。
サンゴを一緒に飼育している場合は魚を隔離して薬浴させましょう。
・予防方法
白点虫は水槽内に必ず存在すると考えてください。
生命力が強いため、0にすることはできません。
水槽内の白点虫を減らし、魚自身の免疫力でかからないようにすることが予防となります。
水流ポンプを設置する
水槽内に水流がないと水の流れがない淀んでいる箇所が発生します。
そこに餌の食べ残しや糞などが溜まり、白点虫の養分となるのです。
淀みの汚れで繁殖した白点虫は、
掃除やレイアウト変更時に舞い上がって水槽内にばらまかれてしまいます。
殺菌灯を設置する
滅菌灯で白点虫を退治できます。
ただし、魚についた白点虫は退治できません。
あくまで水中を漂っている白点虫に対してのみ効果があるのでご注意ください。
まとめ
・白点病の原因は「白点虫」という寄生虫が原因
・魚の体表に取りついた白点虫は薬浴で除去
・水槽内をきれいに保つことが予防法となる
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