アクアリウム初心者おすすめのエビと飼育方法

飼育

アクアリウム初心者「熱帯魚と一緒にエビがいると映えるなぁ。むしろエビだけをずっと見てたい!・・・でも、どうやって飼えばいいんだろう?」

初めてエビを飼育するのに疑問点や不安だらけの方のためにエビの飼育で何が必要となるかまとめました。

水槽にエビがいればレイアウトが華やかになるし、コケ取りもしてくれます。
正直、飼わない選択肢はないと思っているので飼うためにはなにが必要か参考にしていただければと思います。

初心者がエビを飼育する際に必要な知識

①水温・水質、水槽レイアウトなどエビが生息できる環境
②コケや人口餌など、エビが食べるもの
③エビを飼育する際の注意点

 

水温・水質、水槽レイアウトなどエビが生息できる環境

エビも魚と同じように生息できる環境が決まっています。
とはいえ、基本的には魚と同じ環境であれば飼育は可能なので特別なにかをしてあげる必要はありません。

水温

代表的な『ヤマトヌマエビ』と『ミナミヌマエビ』ですと水温は20度~25度が好ましいです。

また、少し小型な『ビーシュリンプ』や『チェリーシュリンプ』も20度~25度あれば問題ないとされています。

エビ単体で飼育する場合も熱帯魚と混泳させる場合でも適切な水温は20度~25度なのでこの辺りを目安にしましょう。

水質

エビは水質悪化に非常に敏感です。

弱酸性(ph6.0)~中性(ph7.5)前後に留める必要があります。

ph値が変動する要因としては、

・生体の糞や餌の蓄積
・水槽のレイアウトを変えた(底砂や水草などを追加・変更した)
・水換え時、水道水をそのまま使用した

などが考えられます。

主に水替えやレイアウト変更時に変動しやすいので、このような場合はしっかりとph値を測定して弱酸性~中性でない場合はph降下剤やph上昇剤を使用して調整しましょう。

水槽レイアウト

底砂

底砂には『ソイル』がおすすめとされています。

ソイルは水質を弱酸性に傾けてくれます。

エビの飼育にはうってつけですよね。

しかも、生体の餌や糞などの汚れを吸着してくれる効果もあります。

さらにさらに、ソイルについたコケはエビの餌になります。

まさに、一石三鳥となる底砂です。

水槽のレイアウト次第では見た目が大きく変わってしまいますが、エビを飼うのであればソイルをお勧めします。

・『ソイル』は水質を弱酸性に傾ける
・水中の汚れを吸着して水質を安定させてくれる
・ソイルに生えるコケはエビのいい餌となる

水草

エビにとっては水草も重要です。

余分な栄養を吸収したり隠れ家になってくれるので必ず設置するようにしてください。

葉が柔らかく、餌が不足しているときは新芽が食べられる『ウィローモス』がオススメです。

フィルター

フィルターは設置方法によって何種類か存在しますが、その中でも底面式フィルターをオススメします。

底面式のフィルターは床から水を吸い込むように水流が発生するため、水槽の底面全体にまんべんなく酸素が供給されます。

酸素がまんべんなく供給されることで、酸素を嫌うバクテリアが増殖して水質悪化となる恐れがなくなります。

エビは水質に敏感な生き物なので大きなメリットです。

コケや人口餌など、エビが食べるもの

エビは別名「クリーナーシュリンプ」とも呼ばれる水槽のお掃除屋さんです。

水槽に生えたコケや魚の餌の食べ残しなどを食べるので、基本的には餌を与えなくても問題ありません。

ただし!

水槽内にコケや魚の餌の食べ残しがなかったり、非常食の水草がなければ餌がなくなってしまいます。

水槽内を常にきれいに保ちたい場合はそんな状況もありますよね。

その場合は人口餌が売っているので、人口餌を与えれば問題ありません。

エビを飼育する際の注意点

最後に、エビを死なせてしまわないように飼育上の注意点をお伝えします。

脱走

エビはよく脱走します。

要因としては、

・水温が高い(約30度が目安)
・水質悪化
・エビが多すぎる
・混泳している魚が突っつく

などが挙げられます。

こう見るとエビにとって住み心地のよい水槽を作れば問題ないかと思いますが、万が一のことを考えて水面飛び出しても水槽から飛び出ないように水面を低くしたりしっかり蓋をするなど対策をしましょう。

混泳できる魚とできない魚がいる

一般的な熱帯魚はエビを食べるようなことはしませんが、フグや大型の魚はエビを餌として認識するためパクパク食べられてしまいます。

また、 『ビーシュリンプ』や『チェリーシュリンプ』 などは小型なため、一般的な熱帯魚にも食べられてしまう恐れがあります。

なので、エビを飼育する場合は混泳させる魚との相性を事前に調べて飼育するようにしましょう。

ポイントのおさらい

以上、初心者がエビを飼育するときに抑えておきたい知識でした。

ポイントをおさらいします。

・水温は20度~25度
・水質は弱酸性(ph6.0)~中性(ph7.5)
・底砂は『ソイル』がオススメ
・水草は『ウィローモス』がオススメ
・フィルターは底面式フィルターがオススメ
・餌はコケか魚の餌の食べ残しでOK
・水面から飛び出すので蓋をしっかり閉める
混泳できる魚とできない魚がいるので飼育前に事前に調査すること

エビを飼うことで水槽内がきれいに保たれます。

ぜひ、飼育してみてください!

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